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6月13日オリックス・近鉄の球団合併の発表後、同16日福岡ドームでのわずか一人の参加者での活動から始まったこの署名活動は、始めた私達の予想をはるかに大きく超え9月30日までの約3ヶ月半までの間に、署名総数402,358名様分を集める事ができました。皆様の温かいご支援に改めてお礼を申し上げるとともにここに詳細をご報告致します。 |
署名総数
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402,358名様分
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(街頭及び球場)
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370,000名様分
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(持ちこみ分)
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21,334名様分
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(郵送分)
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11,023名様分
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のべ参加者数
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3,320名
(大阪近鉄選手を除く)
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→署名数の推移とその詳細データ
◇署名の活動場所の分布と署名数
署名活動は、北は北海道から南は鹿児島県まで全国1都1道2府21県で参加者のべ3,320名で行われました。プロ野球の球場以外の場所でも多くの参加者のもと署名活動が行われ多くの署名をお預かりいたしました。
(*署名を頂いた方の分布は47都道府県および海外から郵送や持ち込みなどでご署名を頂きました。) |
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→署名数の地域別分布とその詳細データ
皆様からお預かりした署名を当初、近鉄球団に提出するべくあらゆる方面よりその提出の為の面会を求めて参りましたが、それは実現に至りませんでした。そこで、近鉄礒部選手会長を通じ古田選手会長、選手会事務局に提出することで、団体交渉やなどにおいて球団合併の撤回の為に活用していただこうとの趣旨のもと、これまで4回に分け皆様の署名を提出して参りました。また、11月15日合併成立後に集まりました署名をオリックス球団に提出致しました。 |
日付
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提出場所
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受取者
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署名数
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7/13
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大阪の未来を考える会
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礒部選手会長
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20,564名様分
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8/20
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大阪ドーム
試合前
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礒部選手会長
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154,789名様分
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8/28
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大阪ドーム
試合前
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礒部選手会長
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131,815名様分
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9/2
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大阪の未来を考える会 決起集会
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礒部選手会長
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約600,000名様分
(他団体の署名を含む)
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11/15
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オリックス球団事務所
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球団広報
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50,514名様分
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提出署名 総数(他団体の署名を除く)
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402,358名様分
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しかし、選手会と経営者側の団体交渉(協議・交渉委員会)と球史初のストライキを経ても球団合併の撤回を実現することはできませんでした。皆様の温かいご支援に対し改めてお礼申し上げるとともに、署名を預けて下さった皆様の期待に応える結果をここまで得ることができていないことをお詫び申し上げます。 |
そこで、我々は署名の提出先である選手会に対し、今回の労使交渉の妥結についての選手
会としての立場を説明してもらうべく、10月6日選手会事務局を訪ね、松原選手会事務局長から直接以下の内容でご説明を頂きました。
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【松原選手会事務局長の話の要約】
・今回の労使交渉では合併撤回も主張したものの、交渉の現場としては新規参 入の審査を行うことを認めるかどうか、までが限界だった。
・選手会の立場としてはあくまで選手の雇用を守ることが根底の目的であり、非常に残念だが合意書の内容で妥結するしかなかった。
・それでも、私たちがここまで交渉できたのはファンを含めた世論の大きな後押しができたからに他ならない。これだけの支持を得て行われたストライキも例を見ない現象、これだけの署名が集まったのもこれまで例がないだろう。
・ファンはファンという立場から主張することができるようになるだろうし、今回の君たちの活動はそのきっかけとして十分なものになるといえる。これからも、ファンの立場から球界をよりよくするために頑張ってほしい。
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→質問書の内容など一連の詳しい内容ははこちら
この40万人という署名総数は、いかに多くの国民が今回の合併について疑問を抱いているかという証拠でもあります。そもそも、「なぜ売却ではなく、合併なのか?」
ファンの誰にも納得のいく説明は行われておりません。 そこで今回、我々は「合併」の当事者であるオリックス球団に対して、我々ファンの抱いた数々の疑問点に対し説明していただけるよう質問書を送付、回答を要請いたしました。(当初はオリックス本社へ要請しましたが、『球団のことには一切対応出来ない』と断られた結果です)
これに関し、11月15日り、選手会への最終提出後にお預かりした署名約5万名様分を提出。質問への回答を頂くとともに、オリックス球団広報・大西様と2時間30分に渡りこの一連の問題に関し会談して参りました。 |
【オリックス球団からの回答書要約】
→(PDF)[オリックス球団からの回答書]
1、パリーグ全体でも慢性的な赤字経営が続いておりご存知の通り我々両球団も多額の赤字を抱えています。特に関西地区ではセリーグのタイガースにマスコミ・ファンの注目が集まり、我々は長年常に厳しい状況に置かれています。そんな中、グループのリストラを進めている近鉄と収益の伸び悩むオリックスの二つがひとつになり、関西においてセのタイガースに対するパの対抗球団となって魅力あるチームに育てて収益構造を高めていこうと、自然に話が進んでいきました。
2、合併の詳細な経緯については、2球団間の問題であり、公表しないのが通例でございますので、公表は差し控えさせていただきたいと考えます。
3、両チームが統合することで、ファンの底辺が拡大し、両チームのファンの皆様に愛されるチームができます。また、そのようになるよう最大限の努力をいたします
。
4、選手の実力・チーム構成などを総合的に判断し、勝つチームにする為のメンバーを選びました。
5、球団職員・スタッフの旧所属先によって、待遇に差が出るよう事実はありません。 |
【会談でのオリックス広報の話(一部)】
「私ども球団としてもこの合併に関して簡単にファンの方々に納得していただけるとは思ってはおりません。もちろん、これからも大阪近鉄・オリックス両球団のファンをはじめ多くの方々に今まで通り統合球団を支持していただけるのが一番ではありますが、現実問題としてそのまますぐに統合球団を応援して貰えるような甘いものではないと思っております。
私どもは『マイナスからのスタート』になるであるという大きな危機感を持っております。今後、ファンの方々にチームとの一体感を持って感動して貰える魅力ある球団となるように、チームの強化やこれまでに神戸で培ったコミュニティー活動やボールパーク化等を通して1から地道に努力して参ります。
今後そのような我々の姿勢をファンの方々に見ていただき、その上でそれに賛同しオリックスバファローズのファンとなっていただけるように最大限の努力していきたいと思っております。」
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(PDF)[【プレスリリース】「オリックス球団に対し質問を求める件について」]
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